自意識過剰な生活

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「白夜行」「幻夜」東野圭吾 が最高だった件

ずっと読みたかったこの2作。

文庫本だけれども分厚すぎるこの2冊は、買った後にしばらく手元で寝かせてしまった。

でも読み始めたら止まらなくて、それぞれ2日以内で読了。

控えめに言っても最高だった…!

 

 

 白夜行 (集英社文庫)

 

 

 幻夜 (集英社文庫)

 

白夜行の続きが幻夜か?みたいなコメントを読んだので合わせて読んで大正解。

おもしろかった。おもしろかったし怖かった。

特に白夜行を読んだときは寝る前にいろいろ考えて寝付けなかった。

 

主な登場人物は、白夜行は雪穂と亮司、幻夜は美冬と雅也。

時代背景や性格、外見からも雪穂=美冬ではないかという事前情報を得て読んだところ、どんどんハマってもうそうとしか思えなかった。

散りばめられている大小様々なフックにも引っかかって妄想が広がっていく。

 

雪穂はとんでもない悪女で、学生の頃から自分の都合の良い方向に進むようにライバルの足を引っ張るし、犯罪も犯すし、誰彼構わず利用する女性。

これがとんでもないくらいの美女だからまた魅力的。

美しい白肌・アーモンドの形をした目・上品な立ち居振る舞い・時折見せる妖艶な眼差し、が強烈な武器みたい。

でも幻夜の後半では、手術のためひと月ほど渡米するほど美容整形に熱心になり、彼女は一体何を目指しているのかちょっと分からなくなった。

予想できないところがまた良いのですが。

 

白夜行と幻夜、比べてもしょうがないけれど、

どちらが好きかと言われれば、私は白夜行の方が好き。

主役である雪穂と亮司の気持ちが本人目線で一切描かれていないところがポイント。

幼少期から30歳前くらいまでの白夜行では、この2人の周りの人たちによって、起こった事件や2人の心情が想像されていて、徐々に真相に近づいていく流れ。

偶然関わった凄腕の刑事や探偵が、過去に遡って一生懸命に本当の2人を浮かび上がらせるんだけど、結局のところそれが真実かは分からない。

最後に亮司は刑事に捕まるのを避けるために自殺してしまうんだけど、その時の雪穂の心情も分からないし、とにかく悲しいお話。

 

幻夜になると、美冬はもう最初から吹っ切れてて悪女全開だった。

美冬が雅也を洗脳して共犯者に仕立てていくんだけど、亮司に対してもこんな感じだったのだろうか。

雅也に対しては完全に捨て駒扱いで都合の良い言葉を並べていたけど、亮司に対してはちょっと違ったと思うけどな。。

二人は初恋だったであろうし、亮司は雪穂を守るために父親を殺害しているし、雪穂も母親の自殺(?)に関わっているようだし。

せめて最初の方は2人はちゃんと思い合っていたと信じたい。

 

しかし、雅也の美冬への惚れ込みっぷりと言ったら本当に可哀想。

ひとりの男を狂わせるほどの魅力を美冬は持っているということだろうけど、雅也には要所要所でふと気づいたときに引き返してほしいなと思った。

最後も悲しい終わり方だったし、この時にも美冬がどう思ったのか分からない。

まだ白夜行のときは亮司の自殺に悲しさも感じたけど、幻夜では雅也の最期に、証拠隠滅バッチグーぐらいのカジュアルな感じもしたな。

 

 

お正月にテレビで白夜行の再放送が流れていて一瞬観たけれど、全くストーリーが変わっていたみたい。

雪穂と亮司が話すシーンがあってまずびっくり!純愛?みたいな仕上がりなのかな。

原作を読んだばかりでイメージと違ったので観るのを止めてみた。

 

白夜行は2002年、幻夜は2007年発売。

もう続編はないのかな、見たいな。

まだ美冬は30代だし、これからまた一波乱二波乱あってもおかしくない悪女。

勝手に期待していよう。

 

 

 

 

 

 

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