自意識過剰な生活

「私が楽しくて充実した人生」を送るための毎日

偏った読書人生

10代の頃はまったく小説を読まなかった私。20代後半から読み始めて、最近は特に没頭するようにいろいろ読み漁っている。

 

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今思えばなぜ小説だけ読まなかったのか、その原因は思い出せない。真面目な両親のもと、世界の偉人の伝記シリーズや歴史漫画などは一通り家に揃えられていて仕方なく読んでいたこともある(やっぱりおもしろくなかった)。ただ、学生の頃は教科書がメインで、その他活字を一生懸命読むことはしていなかったような気がする。

自分で本を買うようになったのは社会人になってから。朝会ブームがやってきて読書会などが開かれるようになり、まんまとそのブームに乗っかった輩です。なのでその時期は、専らノウハウ本や自己啓発本などビジネス書一色。中身をすべて理解できていないくせに、新刊が出る度に買わないと〜みたいな一種の強迫観念みたいなものに襲われていた。本を買うことで能力やスキルを得る疑似感覚。その影響で転職願望が高まったと思うな。

その後、急に興味がなくなったのは何でだっけ。断捨離とかが流行りだして、”本や資料を溜め込む人は知への執着が原因だ”、みたいなことが書かれているのを目にしてふと我に返ったのかもしれない。持っているだけじゃ全然意味がないんだってやっと理解したのかも。それで、読んだか読んでいないか分からないビジネス書や、過去の仕事で作った資料などを何段階かに分けて処分し、ビジネス書はほとんど買わなくなった。

 

ビジネス書に傾倒していた頃は、小説なんて”何の役にも立たない本”という認識だった。仕事で使えるノウハウもtipsも書いてない本なんて読むだけ無駄よ〜ってことかな。我ながら極端な考え方だ。読み始めた最初の小説が何なのかは忘れてしまったけど、少しずつ小説を手に取るようになり、今では何も手元にないとつまらなく感じてしまうほどになった。あの没頭する感じが止められない。

あと本屋が好きで、帯や簡単な説明書きを読んでジャケ買いするのが好き。好きな作家もいるけれど、偶然の出会いはやっぱりわくわくする。しかし単行本だとちょっと買うのを躊躇うこともあるのよね。以前買いすぎてお金が回らなくなったこともあって、単行本は買いすぎないようにセーブ中。それに重くて持ち歩きにくい上にハードカバーは読みにくいので、基本的には文庫を選ぶようにしている。

自分には頑固な部分があると認識しているけど、経験において”私は絶対にこれはしない”と決めつけてしまうことは、後から考えるともったいないことが多い。今では学生の頃にもっといろんな小説に触れていたかったなと思う。これからは過去に遡って有名作品などを読んでいきたいな。