「永遠をさがしに」原田マハ
この本もすごくよかった。
後半部分は号泣を交えつつずっと涙目で読み疲れたよ。そして発作的に私も楽器を弾きたくなった。私ができる楽器といえば小学校の頃に習っていたピアノくらいだけど(今は全くできないだろうが)。
私もソロよりも2人、2人よりも3人、それよりも大勢でひとつの楽曲を生み出すオーケストラが好き。あの一体感はきっと、見ている/聞いている人たちよりも、実際に演奏している人たちの方が何万倍も感じることができる素晴らしい体験なんだと思う。私もダンスで同じ体験をしたことがあって、本当に夢のような体験だった。あれはやみつきになるよ。私も次は音楽を始めようかな。
原田マハの作品に弱い私。「本日はお日柄もよく」を読んだ時もたしか冒頭で号泣し、後半部分でもまた号泣した記憶がある。「キネマの神様」も感動したな。家族愛に溢れているのにとにかく弱い。あとはこの人の作品(これまで読んだもの限定だけど)には心底悪い奴が出てこない。悪い奴がいると最後に主人公にしわ寄せがきちゃうことがあるので私は嫌い。とにかくハッピーエンドにしてほしい派です。
てことで、次は「楽園のカンヴァス」を読んでいる。これも間違いなくおもしろい。絵画にまつわるお話なので美術館に行きたくなってきた。