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自意識過剰な生活

「私が楽しくて充実した人生」を送るための毎日

ふいに思い出すのは、おばあちゃんのあの顔

お父さんが長男で跡継ぎだったので、実家ではおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしていた。おじいちゃんは小学校の頃に亡くなり、おばあちゃんは私が25歳の頃かな、もうすぐ100歳という年まで長生きした。

 

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ただ、いつだったか病気で1週間くらい入院した後から認知症が進んで、段々と生活に支障が出るように。両親が共働きなのでいつもひとりで留守番していたけど、それが危なくなってきたので、平日は老人ホームで過ごすようになった。

 

実家は田舎でしかも昔のやり方を重んじていたため、お盆は欠かさずお墓参りのために親族一同で集まっていた。社会人になってからはもちろん休めない時もあるので、その年も土日に帰省。週末は家で過ごすおばあちゃんとも会って、日曜におばあちゃんを老人ホームに送りつつ、私も東京に戻るのに駅まで送ってもらうことに。

 

老人ホームに着いて、おばあちゃんと一緒に中に入る。スタッフさんが迎えてくれてテーブルに座りながらおしゃべりしている。お母さんが荷物を準備し、”おばあちゃん、じゃあまたね。また迎えにくるからね”とおばあちゃんに伝えた。私も”また帰ってくるからね”と。

 

そしたら、それまで普通に話していたおばあちゃんが泣きそうな子供みたいな顔してこっちを見て、”置いていくの?ひとりはいやだ”とつぶやく。

 

一瞬なんて言われたのか分からなかった。そんなこと言う人じゃなかったから。

 

そのときはいきなりで反応できなかったけど、車に乗って走り出してから、お母さんと話しているときにもう我慢できなくて涙が溢れてきた。

 

そしてそのときに、お父さんは老人ホームに迎えには行くけど送りにいかないことも聞いた。最後にああやって泣かれるのが辛いから。お父さんの気持ちがすごくよく分かったし、お母さんも偉いと思った。

 

その次の土曜に、おばあちゃんが亡くなった。

 

おばあちゃんも昔は気の強い女性だったから、高校生の頃はケンカしたしめんどくさがって適当な対応したこともあった。今さらだけど、そんな思い出が全部悔やまれた。

 

もっと優しくしたかったし、もっと会話したかったし、もっと一緒にいればよかった。

 

 

なぜかたまに、あの時のおばあちゃんの寂しそうな子供のような顔を思い出して、発作的に泣いてしまう。

疲れているのかなー同じようなことが起こるのかなー何かあるのかなー。

 

今日も電車で、目の前に座るおじいちゃんおばあちゃんと小学生くらいの子供を見ていたら急に思い出して涙目に。抑えるのに必死。困ったわ。