金曜ドラマ『奪い愛、冬』の登場人物が全員ヤバい
金曜夜、1週間の仕事の疲れでヘトヘトになりながら帰宅し、お風呂に入って寝る準備をと思ってテレビをつけた。すると、一瞬で分かるカオスな雰囲気のドラマが。。
タイトルからして気になっていたこのドラマ、想像以上にすごかった。
とにかく登場人物が全員ヤバい。ヤバいって言葉はあんまり好きじゃないけれど、とにかくこれは”ヤバい”という表現が適切だと思う。ヤバいの一択。
もう数話進んでいるようだったけど、ストーリーはすぐに理解できた。
・倉科カナと三浦翔平が現在付き合っていて(婚約・結婚している)、大谷亮平と水野美紀が夫婦
・倉科カナと大谷亮平は以前同じ会社で、付き合っていた。今も思いが残っている
・大谷亮平と水野美紀が結婚したのは、大谷が通り魔に襲われたときに水野がかばって足を負傷。不自由になったことで、責任を取って結婚した
大谷が結婚するときに、倉科の前から姿を消したけど、偶然再会したことで始まるストーリーなんだろうな。もうこれだけで、若干ちょっと昔の昼ドラを思い出す。ドロドロの関係ってやつ。
しかもこのドラマ、全員が1ミリも隠さず思いっきり振り切ってドロドロしているから、怖いを通り越しておもしろくなってきた。
だって、こんなことありえないでしょ!?
・水野が大谷の心を掴んでおこうと、通り魔に襲われた場所に大谷を連れていき、当時の状況を大袈裟に再現。何かあると”足がうずくの…”と言って大谷にさすらせる
・三浦翔平の母役の榊原郁恵が、三浦と倉科の旅行先の旅館に登場。キスする直前におにぎりを持って邪魔しにくる
・水野は大西と倉科の仲を疑っているため、あえて大西の元職場で倉科と三浦が働く職場に訪れ、大きな声でご挨拶
・倉科の上司は、倉科を狙っていたが断られた。さらに昔は大西と、今は三浦と付き合っているため、3人に嫌がらせ
・三浦の倉科への異常な愛情。ストーカー並で怖すぎる
・三浦の元カノ、ダレノガレ明美のセリフ棒読み。だけじゃなく、ダレノガレに対する三浦の態度の急変具合。倉科には超絶優しい彼氏なのに、ダレノガレにはDV彼氏っぽくなる
・水野が友達宅へ泊まると言った日、大西が倉科を家に迎え入れキスをする。その瞬間、水野は隠れていたクローゼットから飛び出して録画していた動画を見せ、倉科を責め続ける
・何が起ころうと主役の倉科と大西は騒いだりキレたりせず、すべてを受け止めて我慢する。もはやその苦難を受け入れる姿さえヤバくておもしろい
もうこれはテキストだけじゃ伝わらないから、一度観てほしいよ。最近のドラマでは珍しい内容だよ。
最初は、ドロドロしているし嫌な感じだなーと思っていた。でも、しばらく観ていると、全員大袈裟すぎるし普段の生活でこんな人たち会ったことないし、完全に振り切っていたので、1周回っておもしろかった。
特に水野美紀の大袈裟演技には注目。よく笑わずにできるなあ。