旅がストレスになるタイプの人間もいるんだ
最近女性誌でも、”女性のひとり旅”の特集をよく見かける気がする。というかおひとりさまが流行り始めてから定番化したよね。
私も今や気軽に誘える友達がどんどん減ってきて、ひとりでいることに居心地が良くなってきて、ほとんどひとりで過ごすことが多いんだけど、気まぐれに旅に出ようと思うことがたまにある。
でもね、、私にとってひとり旅はそこまで楽しいものではないし、そのモチベーションも湧かないし、優先順位が低いものだとやっと気づいた。
とはいえ、かつては私にも”ひとり旅”熱はあった。
たしかはじめて行ったのは沖縄。なぜ行ったのかもう覚えていないけれど、転職前の有休消化中に行ったんだと思う。
そしてハワイにもひとりで行った。これも有休消化中だな。ただ、ハワイに友達がいたので、現地集合という気楽な旅だった。全部ひとりだったら何していたかなー。ホテルの周りをぶらついて終わっていたかもしれない。
そして去年は箱根と長野に一泊旅行。どちらも近場でお手頃な場所に行きたかっただけで、特に何か目的があったわけではない。いろいろと見て回ったけど、結局そのときに持っていった本がおもしろくて、それが旅のハイライト。
すっかり忘れていたが、旅行はどこに行くかよりも、誰と行くかの方が大事だと思っている。現地での観光や食事よりも、行きすがらの時間とか旅行中の会話とか、その思い出の方が強い。私はひとりでも行きたいほど、この場所のこれを見たい!みたいな欲求が少ないため、ひとり旅をしても結局必要最低限の観光だけで済ませて早めに帰ってきたくなってしまうんだな。
とはいえ、週末に何も予定がないのを繰り返すのも、ある種ストレスが溜まる。。
その辺の事情も考慮して、都内のホテルに一泊するっていうプランを考えた!これなら普段の生活をしているけれど、環境が変わってちょっと非日常を味わえるのでは!?とノリノリな私。
予約当日、さっそくホテルに向かうが、なんとなく街の雰囲気が良くない。都内なんだけど、下町なせいか歩いている人たちの柄が悪くて、街もごちゃごちゃと汚くて、ガヤガヤとうるさくて、アジア系の派手で下品な人がたくさんいる。この時点でかなりテンションは低め。まあホテルに籠ってしまえばこれも関係ないか…と思いつつホテルへ。
すると、受付で予約がないと言われる。名前を伝えても予約したサイト名を伝えてもないとな。予約完了メールもきているし、それを見せればよかったのだろうけど、ホテルへの道のりですでにテンションがガタ落ちだった私は、そのまま帰ることにした。
家へも1時間弱で帰れる距離だし、都内のホテルはそんなときでも安心だ笑。
電車に乗っているときに、ホテルから電話が。間違えたことに気づいたのかなと思いきや、”いつ頃ホテルに到着されますか?”とさっきの受付の女性の声で留守電があった。この人、、どういうつもりなんだろうか。
名前を伝えたのに、気づいていないだと?アンビリーバボーすぎるぞ、このホテル。
とりあえず予約完了メールにあった問い合わせフォームからすぐにクレームのメール。泊まらなくて良かったと思ったけど、キャンセル料とかポイントとかこちらの責任で処理されたら納得できないからね。
家にいても旅先でも何かしらの問題は起こり得るものだ。でも今回の件で、しばらく一泊旅行はやめておこうと思った。どうしても行きたくなったら、どこか近場に日帰りで向かおう。移動はひとり時間なので楽しめる気がする。今の私にはそれくらいの非日常で充分かも。
やっぱり旅は一緒に行く人との時間を楽しむためにするものっていうのが自分の中でしっくりくるよ。
ひとり旅を楽しめる人はすごいなあ。誰もができることではない、ということが分かった。