自意識過剰な生活

「私が楽しくて充実した人生」を送るための毎日

辞めるときに見えた彼女の本性。反面教師発見。

これはかなり怖かったお話。

正直私はとばっちりを受けたよ。巻き込まれ事故だよなほんとやんなっちゃうよ。

前職で一緒だった女性のお話。 

 

f:id:sallychan00:20171210212652p:plain

 

転職活動で内定をもらい、上司に退職の意向を伝えた翌週に事件が起こった(それからずっと問題が起きていたのだが…)。

なんと同じタイミングで彼女も転職を決意したとのこと。そして今日上司に伝えるはずだと。。

 

この時点でびっくり!

彼女はこれまでの発言から、絶対に今は辞めないだろうと思っていたから。。

 

彼女というのは、同じ部の40才くらいの独身の女性で、コミュニケーションが独特なタイプ(悪い意味でのエンジニアっぽい感じ笑)。専門職だし、マネジメント経験もないようだし、あまりコミュニケーションは得意ではないのだろう。

 

一見とっつきにくいが、話してみるとおもしろいので、入社してからちょくちょく飲みに行っていた。ただ、飲んでも仕事の話しかしないので、私は段々と息苦しくなっていった。。

そしてあるとき、飲みの席でちょっとした口論に。私はけっこう前から転職を視野に入れていたので、それを軽く伝えたら、”それは逃げだ、まだやれることがあるはず、私はやり切ってから考えるべきだと思うけど…”みたいな正義を振りかざして攻撃してきた。

ごもっともだけど、どの立場で私にそれを押し付けてくるのか?と腹が立ったし、正論だけど彼女の仕事ぶりや立ち回りを見ていても納得ができなかったので、言い返した。それ以降、私からは飲みは誘わなかったし彼女からも誘われなかった。

 

それから数ヶ月、私は転職を決めたのが、なぜか彼女も転職活動をしていたらしい。

後で聞くと、以前飲んだときは転職はまったく考えていなかったそうだが、その後ふとしたことがきっかけで考えが変わったそうで、急遽転職活動を始めたとのこと。

 

この時点で、腹が立つポイントあり。

あれだけ上から目線で、転職を考えるのは逃げだとか、私は自分が経営者だと思って仕事しているとか豪語していたのに、結局あんたも転職すんのかいっ!

理由を聞いたら、出るわ出るわ、社長と会社の悪口。勘弁してよ、あんだけ大好きだったじゃないの社長のこと。。

この人、怖いな、、って思った。

 

そして偶然にも私の方が先に退職の意向を伝えており、退職日も決まっていたせいもあり、そこからの彼女の退職に関する主張が激しすぎた…。

自分だけ残るのが嫌になったんだろうね。なんとか私とスケジュールを合わせようとする姿が強烈だった。

こちらも見ていてヒヤヒヤするほどに、もう少し穏便にと言いたくなるほどに強硬なスケジュールと方法で退職に向けて準備をしていった。

 

彼女は専門職でその時点では同じポジションの人がいない状態。ひと月前に言われても採用できないし、引継を上司にするしかない。

そのため、上司は退職日は希望通りでいいので、最終出社日を調整できないか相談していたようだ。これはたしかに分かる。いきなりいなくなられると困るからね。

 

しかし彼女は断固拒否。笑

退職日はもちろん、最終出社日も一日たりとも譲らずに押し通した。

”私のやっていたことなんてちょっと経験のある人ならすぐにできることなんですよ”

”ここで優しくするとつけ込まれるから、絶対に譲らない”

などなど、このときの彼女の言葉はかなり荒々しく、顔も歪んでいた。とても性格悪そうで、私も話すと攻撃されそうな危機感を覚えた。

さらに引継ぎも相当雑なものだったらしい。彼女的には、説明するまでもなく私が作った引継書を見ればすべてが分かります、とかなりの自信作だったらしいが。

上司が怒り半分諦め半分でぼやいていた。もう彼女にどうこう言っても仕方ないと諦めたんだろうな。

 

 

彼女は退職交渉では上司たちには不満は一切言わずに、もっとやりたいことがあるとかこれからの会社に自分は必要ないとかキレイな理由を伝えており、バカな上司たちはそれを信じて、さらに勝手に盛るような推測もしてたけれど、彼女の本音は違うと思う。

 

退職時だからこそ分かる彼女の評価があった。専門職なのだが、どうやらその実力はスタッフクラスに毛が生えたくらいだったらしい。さらにミスも多く、上司からは何度も間違いを指摘されていた。

彼女はしばらく会社で唯一のポジションだったのだが、後から入った上司の方がスキルが高くレイヤーも高いため、これまで誰も気づかなかったボロが露呈し始めたらしい。

それと連動して、彼女はこれまで社長に可愛がられ、まるで役員のように扱われていたが、その立場を完全に上司に奪われて、最近は労働集約型の仕事が大部分を占めるようになった。

月の半分は深夜残業をしている人で、ひとりだし作業量も多いのだろう、と思っていたのだが、できない部分を時間でカバーするタイプだったようで、彼女が1週間かかっていたものを上司であれば1日で提出することができたり、彼女にとっては上司の存在がけっこう鬱陶しかったんじゃないかなと思った。

 

実際に彼女から上司の批判めいたことをたくさん聞いたし、ずいぶん感情的になっているなとも感じた。

 

まあ要約すると、社長から可愛がられて実力は伴わずとも気持ちは役員だと思い込んでいたが、上司が入社して自分の立場が奪われて、役員たちとの会議にも出られなくなり作業仕事ばかりになりつまらなくなった。社長を上司にとられた嫉妬やひがみみたいなものかなと。

まあ正しく実力に見合った対応になっただけなのだが、一度得たものを手放すのは簡単なことではない。

 

労働集約系の仕事ばかり増えるし、さらには庶務とか雑務っぽいことばかり依頼されて、これは私の仕事じゃないのに、、という気持ちが大きくなっていったんだと思う。

会話の端々に出ていたけれど、彼女はプライドが高いし、非常に差別的な考えを持っていた。大学や経歴、才能などに固執していたと思う。

自分の学歴もたいしたことないし中流家庭だろうに、前職にいた優秀な人の自慢など何度も聞いたことがあるが、そういう人たちのレベルと自分のレベルを混同していたのかもしれない。

あとは雇用形態での差別もあった。正社員と契約社員、派遣社員、アルバイトで差を付けていて、実際に私も他の社員からクレームを受けたことがある。

 

 

彼女はプライベートを話したがらないし、聞けない雰囲気を出すのでよく知らないが、年齢は40才くらいで独身。雰囲気的にも独身だろうなって思っていたけれど、それは仕事一筋でやってきたからだと思っていた。

しかし、辞めるときに初めて聞いた事実、、専門職としてのレベルもスタッフクラス。。これは衝撃だった。つまり20年近くその仕事をしているのにリーダー・マネジメントクラスやプロフェッショナルクラスにもなれないなんて。。

同じレベルなら20代の若手をとった方が周りも幸せだな、、なんて思ったりして。ひとりしかいないポジションだし、業務上の関わりが少なかったから気づかなかった。しかも飲みの場では必ず社長目線で仕事論を語るから。。

実際のところは、”周りに気を使わせる、仕事のできない独身お局”だったのか。

 

私はこれから新しい分野でキャリアを積んでいこうと考えているのだが、40才までにはプロになれるように、実績を残せるような仕事の仕方をしよう。

反面教師じゃないけれど、彼女のようにはなりたくないなと思った。

彼女が結婚をしたいのかどうかも分からないけれど、独身のまま、仕事もできないままじゃおもしろくない。

彼女を反面教師として登録した。

 

よし、やるぞ。