自意識過剰な生活

「私が楽しくて充実した人生」を送るための毎日

「往復書簡 初恋と不倫」こんな形の物語があるんだと初めて知った

有名だったら恥ずかしいけれど、往復書簡って形式を初めて読んだかも。

二人が相手に向けた手紙やメールのみでストーリーが進んでいって、これだけで成立するんだ……!ってすごく衝撃的だった。

これ、実際に素人がやるとカオスになるんだろうな。

 

往復書簡 初恋と不倫 

往復書簡 初恋と不倫 坂本裕二

 

坂本裕二さんは有名な脚本家よね。

東京ラブストーリーから始まって、最近では「MOTHER」シリーズや「最高の離婚」、「カルテット」とかが有名。

「カルテット」はパラビで観られるっぽいので、年末年始に観ようと思う。

 

あとはちょっと前に「プロフェッショナル」って番組で密着していて、ちょこっと生活をのぞき見した感じになってて、気になってしまった。

脚本家の友だちはいないし、生活がイメージできなかったから、密着番組はけっこうおっもしろかった。

 

脚本家とか作家とかクリエイター全般の人に対する勝手なイメージがあるんだけど、イメージ通り坂本裕二さんも社交的でフレンドリーなタイプじゃなくて良かった。

まあそういう部分もあるのかもしれないけれど、勝手なイメージなんでね。笑

 

 

「往復書簡 初恋と不倫」はなかなかに非現実的なことが起こっているけれど、よくあるようにも思えて不思議な物語だったなあと。

内容も良かったけれど、二人が相手に向けた手紙やメッセージだけで、ドラマが起こっていくのがすごくてそっちの印象の方が大きいな。

でも何がすごいのかが分からないくらい、至ってスムーズというか。

 

最近の坂本さんの脚本に似て、どちらも単純なハッピーエンドではないけれど、こっちの方が現実味を帯びている気もする。