「ラプラスの魔女」東野圭吾ほんとすごい。でも一番好きなのはやっぱり…
「マスカレード・ホテル」に続き、東野圭吾の「ラプラスの魔女」を読んでみた。
これ、映画化していたのか、、全然気づかなかった。
でも主演が櫻井翔で、たしかにコンビニとかでポスター見た記憶が…。
他にも広瀬すずとか福士蒼汰が出ていたなら大々的にPRしていたと思うけど、なぜ目に留まらなかったのか。
映画はどうか分からないけど、小説はめちゃくちゃおもしろかった。
これ実写化するの大変だっただろうなと思った。
分厚く感じたけど、一般的な単行本と同じくらいなのかな。450Pくらいある。
でもカバーがハードカバーじゃなかったから読みやすかった。
こっちの方が好き。
内容に関してはかなり専門的なことも多くて、正直すべてを理解できたわけではないけれど、なんかおもしろく感じるんだよね。不思議だほんとに。
物理的な話とか脳科学的な話とか、分からないからこそ興味を持つのかな。
だいぶ前だけど東野圭吾の「変身」って作品を読んで、すごくおもしろかったのを覚えている。
たしか脳の一部を移植したら、移植した元の人間の人格に少しずつ乗っ取られていくって話だったような。
この時も脳の仕組みについてすごく詳しいんだなと思った。
そして今検索して気づいたけど、この「変身」って作品、神木隆之介で映像化されている…!
うわ、見たい。
すごいなーほぼすべて映像化されているんじゃないか、東野圭吾。
最近 「ラプラスの魔女」とか「マスカレード・ホテル」とか比較的新しい作品を読んで思うのは、終始変わらず”東野圭吾、おもしろい”ということ。
けっこうボリュームあるから、毎回いつから読み進めようかとちょっと躊躇するのだが、読み始めると結局他の予定を変更して一気に読み切りたくなる。
今回も2,3日に分けて読もうと思っていたのに、つい一気読みしてしまった。
そう、おもしろい。
おもしろいんだけど、あえて言うと私はけっこう前の作品の方が好きかもしれない。
いや、どっちも好きなんだけど、好きなタイプのものが多いというか。
やっぱりその代表格が「白夜行」。
これは一番好きな小説というにはしっくりこなくて、どちらかというと「忘れられない作品」といった方がしっくりくる。
何度も読み返したわけではないけれど、すごく記憶に残っている。
その続きのような「幻夜」も好きだ。
雪穂の数年後が美冬?と思うだけで、楽しかった。
とびきり魅力的に描かれている悪女が登場する作品が好き。
全部読んでないのに前の方が好きというのも憚れるけど、、最近は主役が男性ばかりなので、女性も書いてほしいなと思っている。
毎回キーになるような魅力的な女性は登場するけれど、あくまで脇役だもんね。
雪穂が衝撃的だったからかもしれないけれど、女性が主役の作品が見てみたいなーという願望。