「キャロリング」やわらかなハッピーエンドを迎えるクリスマスストーリー
有川浩さんの「キャロリング」。
クリスマスのお話だけど、お正月に。
有川さんの作品は、映像化されたもので「図書館戦争」「植物図鑑」「阪急電車」あたりは観たことあり。
「フリーター、家を買う」「旅猫リポート」「空飛ぶ広報室」もこの人だったんだ。
すごいなーほとんど映像化されてるよ。
あと最初、名前で男性だと勘違いしちゃうけど、女性なのよね。
この作家さんの特徴なんだと思うけど、この作品にも根っからの悪人がいないことと、最後は全員が救われるやわらかなハッピーエンドを迎えるので、読んだ後は心があったかかくなる感じ。
いいよね。
悪人がいると心がざわざわするタイプにとっては、安心して読み進められる。
しかし主人公にはけっこうハードなピンチが訪れるのだが。。
この作品で一番印象に残ったのはこのセリフ
「不幸の比べっこしても仕方ないでしょ」
これだな、これを言いたかったんだろうなと思う。
キーパーソンたちは辛い過去を抱えてはいるものの、今は助けてくれる人や一緒に生きていってくれる人を見つけてハッピーエンドなクリスマスを送ることができる、ってお話。