「まぐだら屋のマリア」原田マハ 愛の物語
大好きな原田マハさんの作品。
これもめちゃくちゃよかったわー泣けた。
タイトルからしてもキリスト教の話が思い浮かんだんだけど、ストーリーは一切関係なし。
東京の老舗料亭で料理見習いをする紫紋が、食品の使い回しや産地偽装をしていた店を訴えた後輩の自殺を機に、責任を感じて姿を消す。
自殺するつもりで尽果という地を訪れたのだが、そこで定食屋「まぐだら屋」を営むマリアと出会う。
紫紋は店の手伝いをしながらマリアの過去を知り、マリアを好きになる。
一度は過去の男と一緒に尽果を去るマリアだが、戻ってきて、女将にも許しを得る。
紫紋は自分の過去にも向き合い、実家の母に連絡し、自分も故郷へ戻る。
ただ、登場人物の名前が十二使徒をなぞっていておもしろかった。
変換がむりやりっぽく見えてしまったが、たしかにこういう名前の人もいるか。。
マリア:有馬りあ、略してマリア
紫紋:後で調べたらシモンっていたわ
丸弧:紫紋と同じように尽果にやってきてしばらく居候する青年
与羽:マリアのかつての先生であり愛した人。ヨハネって読み方に思わず笑ってしまった…
あと他にいたかな。
主要人物はこんな感じ。
おもしろかったなーこういう物語いいなー。
恋人にしろ家族にしろ、愛の物語が好き。