「改良」遠野遥 難しかった。ぐちゃぐちゃになる
話題の作品だからといって気軽に手を出してしまった。
これはどう感じるのが正解なのかと悩んでしまう作品だった。
頭がぐちゃぐちゃに
「破局」で 第163回芥川賞を受賞した遠野遥さんの1作目の作品。
普段純文学を読み慣れていないせいか、すんごく難しかった。
純文学なんて意識して読んだのは又吉さんの「火花」とかかな。
はっきり分かれているわけではないんだろうけど、エンタメ小説多めの私にとってはけっこう違いが大きかった。
主人公の気持ちが分かる部分もあり、分からない部分もあり、周りの人たちの行動も理解できるような理解できないような。
読んだら頭ぐちゃぐちゃになる。
二回目読んだらまた違った理解になるのかな。
とにかく最後は主人公に幸せになってほしいという、よく分からない気持ちになった。
彼の幸せがなんなのかよく分かっていないから、私自身が逃げ出した感じになったけど。
純文学、難しい…
純文学作品は衝撃を受けることが多い。
とはいっても話題になった作品くらいしか読んだことないので、勝手なイメージだけど。
ものすごく共感できる主人公だと辛くて逃げ出したくなるし、まったく共感できない主人公だと見てられなくなるし、どっちにしても手放したくなる。
理解できるキャパがないんだよなあ。
その人について深く深く知っていくのがちょっと怖い。
しかも最後に簡易的なハッピーが用意されていることは少なくて、余韻を残すパターンが多いし。
なんてことを思いつつ、次は「破局」を読んでみる。
特に最近は20代の若い作家の受賞が続いているし、よく取り上げられているのを見かける。
直近で受賞した宇佐美りんさんの「推し、燃ゆ」も読んでみる。
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