泥舟と化したこの会社
私は直感が働く。手相を見てもらうと必ず霊感があると言われる。分かりやすい例だと、「仏眼」が両手ともくっきり大きくあったり、その他いくつか特徴的な線があるらしい。幽霊が見える霊視という力はないけど、別の力があるらしい。その力って直感かなと自分で感じるくらい、悪い予感が当たるし、察しがいい。
今いるIT系ベンチャー企業、とにかく運気が悪くて、下降の一途を辿っているようにしか見えない。まるで泥舟に乗っている気分。
少なくても私が入社を決めた去年の年末から今年の年始は、嫌な予感はしなかったんだけどな。まず事業がひとつ終わったことがまずかった。そこに至る判断を経営陣が完全に誤った。
それにより、短期間でこの組織にしては多い人数を一気に採用した分リストラし、他の新規事業も失敗し、また人が辞め、今私が関わる事業もいつまでも関係会社のせいにして、成功しないどころか安定すらしない。この事業もいつ潰れるか分かったもんじゃない。
ダメな理由はまず、この会社が好き!仕事が楽しい!自分がなんとかしなきゃ!この仲間と一緒にやっていくぞ!自分の職務を全うする!、みたいなポジティブな気持ちで仕事をしている人が皆無。人数少ないくせに共有も全然しない会社だから、何考えているのか分からない以上に、誰が何しているのかすら分からないんだけどね。
そんな雰囲気の中、事業が失敗し、人がどんどん辞める。この状態で明るい未来が待っているとは誰も思えないだろう。
と思うんだけど、意外に気づいていない人も多い。どれだけ周りに無頓着なのか。このまま泥舟に乗って一緒に溺れるのはゴメンだよ。
とはいえ、転職活動が面倒すぎて全然捗らないのよね。もうどこ行っても同じような気がして。自分の考えがしっかりしていないのが悪いんだけど。
もう仕事したくないなー。。