「不格好経営」南場智子
今、経営や組織マネジメント的な本を読んでいて、辿りついた一冊。
DeNAっていつの間にか有名一流企業(?)になったけど、実は相当な苦労人というか苦労企業というか、大変なことが定期的に起こっていたことが分かる。
大騒ぎしたことも、時が過ぎるとみな忘れてしまうものだ。
ゲームとかモバゲーのプラットフォームで一気に有名になったけど、私はいつかのニュースで、ビッダーズの取材を受けている南場さんの印象が強い。
そのときはもう決着がついていて、ヤフオクには絶対に勝てないだろうなーとか思ったのを覚えている。たしかまだオフィスも小さい頃だったかと。
そこから大きく前進していくわけだけど、このヤフーとのオークション勝負に負けた感じとか、モバゲーが出会い目的に使われたり、コンプガチャ問題が起きたり、あとは去年のwelq問題といい、やっぱり定期的に世間を・業界を騒がす大事件を巻き起こしている。
とはいいつつ、あっという間に一部上場を果たし、球団まで買ってしまうほどに大きく成長していて、やっぱりすごい会社だなあという印象。
定期的に起こす問題も、制度やルールが整っていない新しい分野だからこそ起こる問題であって、つまりは完全なるパイオニアであることが分かるよね。
すごいなあ。。
この本は南場さん視点で書かれているので、辛かった話とか大変だったときの話を聞くと、共感してしまうし応援してしまうもの。
そりゃどんなに素晴らしい企業でも、起業してすぐに順風満帆なことなんてあるわけないんだけど、、つい好きになってしまうー。
でも毎回それに引っかかっているから、今は企業のイメージアップが裏目的なんじゃないかと思っている。
DeNAは左脳派集団で有名だし、今は学歴重視だったり、優秀なエンジニアの確保のため、、なんてこともあるんじゃないかなーなんて。