左右非対称

美容室に行ってきた。シャンプー台で髪の毛を洗ってタオルに包まれて席に戻る。大きな鏡の前に露になる自分の顔の輪郭。いつも家で見ている顔とは全然違うものがそこにあった。

まぁ老けたよね。いつまでも２０代のままでいられるわけではないので、これは致し方ない。というか、いつまでも昔の自分のイメージをアップデートできていないのはヤバいかも。

それよりも今回衝撃を受けたのは顔の左右非対称具合。右と左で全然違う人に見えてびっくりした。目の大きさも違うし、左右で幅も違う。頬から顎にかけてのラインも違うし、なんで毎日鏡見ているのに気がつかなかったのだろうと思った。

先週、経絡リンパマッサージ受けたときにも、右の方が骨盤が上がっていて、右足が短くて、右の肩が凝っていて、右の頭皮が固いと言われた。たしかに顔も右の方がいびつに見えた。顔も体もずれまくりだ。

左右対称な人間なんていないと聞いたことがある。生活習慣でどうしてもずれていくらしい。ぱっとみても左右の顔が違う人はよくいて、その人たちに比べると人から指摘されるほど非対称ではないけれど、これからどんどんずれていくのはちょっと嫌だなあと思った。

そういえば、今回初めて美容室に単行本を持ち込んでみた。分厚い小説。というのも、今回縮毛矯正を予約していて、長時間になることが分かっていた。雑誌なんてすぐに見飽きるし、ただでさえ週末しか小説なんて読む時間がないから、暇なら活用するしかない。これが思ったよりナイスアイディアだったかも。

活字を読んでいるせいか、美容師さんが気を遣って無駄に話しかけてこない。美容師との会話が苦手な私に取っては有り難いアイテム。読書も捗るためおすすめ。カットくらいだと時間が微妙だけど、２時間もいるのならぼーっと過ごすのはもったいないからね。