”若気の至り”をひさしぶりに見た話
美容室難民中の私。ホットペッパービューティーで適当に見つけた美容室を予約して向かうと、やけに若いお兄ちゃんが出てきた。
髪が明るくて、やんちゃそうな幼い顔して、どこかにタトゥーが入っていたような。おそらくハタチ前後かな。
美容師と話すことが好きではない私は、持参した小説を読みながら適当に目線を伏せていた。相手もそんなに話しかけてはこなくて、作業が切り替わるときに一言二言会話をする程度で、とてもナイスなペース。
しかしこの日はパーマをかけていて、1時間以上座りっぱなしだったので、さすがに小説読むのも疲れてぼーっとしていたら、気を遣ったのか最後はちょこちょこ会話をするように。
でも若いし、そこまでコミュニケーション力も高くないようなので、聞いてもいないのに途中から自分語りが始まってしまったのだよ。ここでバトっても仕方ないから、おとなしく相づち打ちながら聞いていたけど、これがまた若いってすごいねって思った。
もう会話の内容を覚えていないけど笑、「…自分やりたいことがあるんで。」みたいな発言を2,3回入れ込んできた。”やりたいことって何?”って聞けば教えてくれたのかもしれないけど、そこまで興味なかったし、会話を続けるのも疲れたので笑って流すという策に。
美容室って、そのお店専業で雇っている場合と、アルバイトみたいな形でシフト組んで働いている場合とあるよね。ここはシフト組んでいるパターンのお店で、アシスタントとかいないから全部ひとりでやるとの、料金もちょっと安いのが特徴。
このお店に出勤していないときには、やりたいことをやってるんだって。やりたいことやるために稼ぎたいから美容師の資格を取ったんだって。
ふーん。って感じ。
普通はこの若者の思いを聞いて、応援したくなるのかな。それとも、どうせ夢っていってもすぐに諦めるんだろ、その夢もなんぼのもんじゃい、、みたいに批判的に見ちゃうのかな。
ちなみに私は反射的に、批判的に見ちゃったけどね。それよりも興味なかったの方が強いけど。応援する気持ちは一切湧いてこなかったけど、これはおばさんになったってことかしらね。。
まあいいや。このお店にはもう行かないかなー。ちゃんとそのお店に務めている美容師さんに担当してもらいたいな。そろそろ美容室難民からも卒業したい。なかなか相性の良い美容師さんに出会えないんだよな。。