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自意識過剰な生活

「私が楽しくて充実した人生」を送るための毎日

「ナイルパーチの女子会」柚木麻子 と私の友人関係について

■人付き合い 個人的な

なんとなくストーリーは知っていたけど、実際に読んでみてここまで衝撃的なストーリーかとびっくりしたよ。

「ランチのアッコちゃん」と書き手が同じだとは思えないほど。どっちが本人に近いのか分からないけど、どっちの面も持っているんだろうな。

いやーとにかく怖かった。。

 

ナイルパーチの女子会

ナイルパーチの女子会

 

 

お嬢様で美人でエリートコースを歩んできたエリコと、父子家庭で育って結婚後専業主婦になって主婦ブロガーとしてちょっと話題になった翔子。このふたりが出会ったことで始まる物語なんだけど、このエリコがとにかくエキセントリックで、読んでいるだけで戦慄が走るくらいの恐ろしさ。これモデルになった人いるのかな。うっかり現実世界でこんな人と遭遇したらどうしたらいいのか、解決策が思いつかない。。

 

翔子と出会わなければ、エリコはこの病的な部分は顕在化しなかったのかもしれない。でもエリコの内側には高校生の頃からしっかりそれが存在していたから、何かがきっかけでこういう事態にはなっていたと思うけど。

そしてうっかりエリコ化していく翔子にも怖さがあったな。早めに自分で気づくことができたから被害は少なかったけど。

こういう狂気はうっかりすると誰もが心の底から現れて暴れ出すのかもしれないな、と思った。自分だけは大丈夫とか、自分だけは違うんだ、とか思わないようにしている。

 

実際に私もふたりとの共通点はある。社交的な割に、深いところでの人付き合いが苦手で、いまだにすべてをさらけ出せる同性の友人はいない。家族には一番甘えられるが、家族だからこそ言えないことがたくさんある。最近ではずっと続くかもしれない友人関係よりも、すぐに終わるであろう恋愛関係の方がよっぽと楽だと思うくらい。

 

実は私には、これまでも環境の変化や気分によって、自分から友人関係を遮断してきたため、休日に気軽に誘える友人がいない。孤立しているわけじゃないし日常生活は普通に過ごしているので、誘おうと思えば誰かは見つかるだろうけど、そこまでして誰かといるのならひとりが気楽だ、と思ってしまって一向に仲の良い友人ができない。会社とか習い事とか何かで繋がっていないと、会う理由すら見つからないのだ。

 

本作でもエリコは指摘されていたけれど、私は相手を信頼していないくせに相手に求め過ぎなんだと思う。でも私は執着するっていう汚い部分を見せるくらいなら諦めた方が楽、と思っているからエキセントリックな行動には発展しない。ただ、自分と一番仲が良いと思っていた子が他の子と遊んでいたり、自分が知らないことを他の子と共有していたりすると嫉妬を感じることがある。あとは、自分とだけの思い出を他の子がいるところで軽くほのめかして、私が一番仲良いのよアピールすることもある。。

 

そうだ、私もエリコの要素は強く持っている。

ただ自覚しているからこそ表に出さないように気をつけているのだが、気をつけるあまり人と関わることを避けてしまっているみたい。

 

そういえば、子どもの頃から周りの空気を読んで自分の意見を言うのが苦手だった。自分はいない方がいいのではないかと思うこともあったし、家の外では良い子にしていなくてはという義務感もあった。いろんなことが複雑に影響して今の自分になっているからきれいに分解はできないけど。

 

自分のことを見ているように感じたから、やけにこのストーリーに恐怖を感じたのか。。

年々ひとりでの過ごし方がうまくなってきたし、元々ひとりでいることが好きなんだけど、やっぱり上辺だとしても友達同士で楽しく騒いでいるのを見るとうらやましいと感じる。

これから友達できるかな。まずは相手を信頼するところからだな。

 

「リバース」湊かなえ

読んだ読んだ。今回もイヤミス全開で、ほんとに嫌な気持ちになったわー。

あー楽しかった! 

 

リバース

リバース

 

 

そういえば珍しいなと思ったのが、この「リバース」は男性間の微妙で執拗でめんどくさい人間関係を描いていること。もちろん全部じゃないけれど、私がこれまで読んだものは女性が主役で、女性たちの心の内を描いていることが多かった気がするよ。

主人公の男性はちょっと女性的な面があるような気がするから、意外に共感する点は多かった気がするな。男性同士のグループでもランクとか、グループ間でも誰と一番仲が良いとか気にするもんなんだなと思った。女性同士のいがみ合いばかりフューチャーされるけど、男性同士も大差ないんだなーと思って。

 

とにかく最後がとてつもなく後味悪い。もう十分希望を持って話は終わったと思ったのに、ページ数の少ない最終章があるんだなと思ったら、そこでこの主人公が可哀想なくらい落とされていた。二回読んじゃったよ、最後の数行。そんなことないと思うけどなあ。きっと自分の負っている罪悪感故にここまで落とされたんだろうな。

 

湊かなえの本は、イヤミスだけど止められない。違うか、イヤミスだから止められない。 

 

ひさしぶりの生理

■からだづくり 個人的な

生理は毎月きちんときていたが、ピルを止めての生理はひさしぶりだ。これからしばらくピルは止めるのだから初回の生理には少し緊張が走る。。

なぜならピルを始めたきっかけが生理痛がひどいから。止めたら生理痛はもちろん、PMSも重くなるんじゃないかと心配している。

女性だからって、毎月なぜこんなにもホルモンに支配されるのかと疎ましく感じる。

 

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今回も生理予定日が近づくにつれて、体がムクんで重くなり、睡眠が浅くなり、腹部がうずき、頭痛に襲われる。最近は台風で雨が多いから余計に頭痛がひどい。

ピルを止めた後はしばらくホルモンの上下が乱れるらしく、生理日も若干遅れ気味。排卵期もしばらくは定まらないらしい。数ヶ月後には体が慣れて、元通りの周期になるらしい。

 

生理前の症状で何が一番嫌かって、精神状態が不安定になること。大体の女性は経験していると思うが、集中力が欠け、普段は気にならないことに引っかかったりカリカリしたり、小さな出来事がやけに気になって落ち込んで、なぜかネガティブ思考が高まる。これがいつもの私なのかという不安もよぎるが、生理が始まってしまうと無駄に気にしていたことなどすっかり忘れてしまう。

毎月この繰り返しで、いい加減にしてほしいと毎回思っている。きっとこれからも毎月繰り返すんだろうな。

 

必要なくなったら止められる機能があればいいのに。

 

「かわいい結婚」山内マリコ

■本・映画ログ

山内マリコさんの本は十分、と思ってたけど、これがあったのを忘れていた!

「アズミハルコは…」、「ここは退屈…」ときて3冊目の本作、私はこれが一番好きだと思った。

 

かわいい結婚

かわいい結婚

 

 

理由は一番マイルドだから。アズミハルコもここは退屈も、とにかく田舎の閉塞感がリアルで窒息しそうになるし、自分の地元との既視感で登場人物がもうひとりの自分かのように思えてくるから気持ちが悪くなるという効果がありまして。

この「かわいい結婚」も都会と田舎の対比は描かれているものの、どこかファンタジーな要素が混ざっていて、前作と比べてもすごくマイルドになっている気がする。男性なのに目が覚めたら女性になってて、次の日には男に戻ってるなんてちょっとびっくりした。あれかな、本人が結婚したからかな?なんて勝手な予想。

でも今回は専業主婦とか結婚とかそういう話題が3話とも関係していたし、そういうのって本人の心境とかとリンクするんじゃないのかなと思ってみたり。

 

最後の話に出てくる女の子ふたりが、就職場所が東京と地元と別れても仲良くしているのを見てちょっとうらやましくも思う。どうにも埋めようのない違いはあるものの、お互いを思い合って行動する様はすてきだ。

私は大学から上京して大学卒業後も東京で働いているし、今後も帰る予定はないけれど、地元の友達とはもう全員縁が切れてしまった。大学生時代や就職して数年くらいはまだ帰省の度に連絡して会うメンバーもいたんだけどな。

 

友人関係の維持もなかなか難しいのよね。近くにいてもうまくいかないこともあるのに、遠く離れていたらなおさら。

 

 

やっぱり本はいい。読書中はその本だけに集中できるから、楽しいしスッキリする。

無責任に休みを取り、仕事を丸投げしてくる40代先輩の話

■働くこと

今年のシルバーウィークは飛び石で、週末と祝日の間を休むと1週間丸ごと連休にできるわけだが、この忙しいときにそれをやろうとした会社の先輩。結局いろいろな(自分の)都合で取りやめになったのだが、休暇を取ることに固執しているのか、金曜を休んで連休でバカンスに出かけるらしい。

 

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正直、今回の休暇に関しては、残された人に大きなしわ寄せが来るので不満が大きい。

休むことは問題ないし、当然の権利だし、私も休みたいし、そこに不満はない。ただその休み前の仕事の片付け方に大問題があった。これまでの私の常識の中では、有休っていう当然の権利だけど、同じ仕事をしている人たちへの配慮は必須で、休み中に少しでも負担がかからないように休み前に仕事を調整している。取引先への事前連絡や、休み中の仕事を先回りして片付けるとか。

今回に関して言うと、ある仕事を時間をかけて仕上げたけどそれでも終わらず、フィードバック返ってきたものから私に引継ぎ(という名の丸投げ)というめちゃくちゃ中途半端な状態で休みに入った。もっと早く対応できたよね?さらに通常業務で対応が必要なものは一切手をつけず、私一人で休み中対応が必要しろってことなの…?みたいな状況。

そもそも対応遅いし、単純比較するとアルバイトの方が仕事が早いし単価が安いんだけど…とか思ってしまった。

とにかく何もせずに連休に入ってしまい、今回ばかりはその無責任さに腹が立ったというお話です。

 

でも正直、先輩はこの仕事に関しては向いていないと考えている。私情抜きで客観的に見てね。自分の興味のあることのみ熱量が高くて、それ以外のことはスルー。さらに苦手な分野に関しては後ろ倒しにするため、特に交渉毎に関してはすべてが不利になり、実際に揉め事が発生している。さらにビジネスの話なのに、いつまでも感情的に相手の文句を言い続ける。

問題は感情論ではなく、きちんと必要な情報を伝えていない先輩のやり方。何も伝えない・資料も何もない状態で、相手に希望通り動いてほしいなんて傲慢すぎる。実際、私が巻き取ってマニュアル作ったりフローを伝えたら、今はきちんと対応している。いつまでも愚痴るあたりからしても、うっすら原因には気づいているんじゃないかな。自分はこういうことには向いていないということもつぶやいたりしている。

 

この所感は、私だけでなく上司も同じことを感じていた。私ほど実務に関する面は見ていないけれど、また違う面でも同じことを感じたらしい。

正直、こういう仕事の仕方をする人は、同じチームの人間としてはやりにくい。一応チーム間の上下関係はないものの、私含め他メンバーよりも10歳以上年上で、その業界の経験も長いので実質リーダーの役割を担っている。だから余計やりにくいよね。

 

そんな状況を上司と話したときに、男女ともに40代になるとプライドが高くなるし、頭が固くなる、ということを聞いた。どの企業でも40代以上だとできる人が少なくなると。つまりできる人・できない人の差が大きく開くってことだな。

私はどんな40代になるのか。後輩やチームメンバーに疎まれる存在にならないようにしっかり仕事しよう。

 

”顔”で振り返る私の10年間

■からだづくり アラサー的な

年に一回は海外に、とか思っていたけど、ここ2、3年どこにも行けなかった。しかし急に降ってきた話に勢いで乗っかり、年明けに海外に行くことを決断。こうでもしないといつまでたっても行けないままだからね。

さっそく旅行会社に申込書を書いていたら、パスポートの期限が切れていたことに気づいた。

 

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初めてパスポートを作ったのは高校生のとき。そして5年の期限が切れて、大学の頃に10年に切り替えた。つまりこれまで使っていた写真は大学生という若かりし頃の自分。明らかに幼い顔付きで、肌も透明感があるし弾力もありそう。茶髪で眉毛も細くて、生意気そうな顔しているわ。でも、証明写真の割に可愛く写っていてお気に入りだった。

 

更新するのに写真が必要なので、近くの証明写真機で撮影。出てきた写真に驚愕…。

まず写真の規格が変わったのが写真がでかい。つまり顔がでかくなった。そして一番ショックだったのが顔のラインが変わったこと。元々エラが張り気味のホームベース型なのだが、より一層そのホームベースが大きくなり、存在感が大きくなった。一体誰にアピールしているんだか。。今は髪の毛も黒く、前髪も長いので、10年前のそれと比べてまっさきに思い浮かんだ言葉が「おばさん化してる…」。

おかしいな、学生の頃の方がよく食べていて、体重的には最高記録を達していた。今はそれよりも少ないはずなんだけど、”重さ”とは別で、”ライン”にも年齢が出るんだな。

 

比較してしまうとやっぱり若さには勝てないと思ってしまうけれど、落ち着いて見ると今の写真も自分ではけっこう好き。昔の写真と比べても、きちんと大人になっている感がある。道を逸れたダメ人間というわけでもなく、薄幸そうな顔になっているわけではなく、きちんと大人の顔になっている。これまでの人生が顔に表れているような気がするよ。

 

また10年後、パスポート更新時に私はどう思うのか楽しみだ。もっと良い顔になっているといいな。

でもひとまず顔も含めて全身のラインを気合い入れてケアしよう。このまま肥大化していくのは食い止めたい。

 

「ここは退屈迎えに来て」山内マリコ

■本・映画ログ

ようやく読めた!意外や意外、短編集なんだねこれ。

とはいえ、全く関係ない短編集ではなく、椎名という男がすべての章で登場しており、彼を通してすべてがゆるーく繋がっている田舎の世界を描いている。

 

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫)

ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫)

 

 

いわゆる郊外の話なので、田舎出身の私には共感する部分が多かった。さらに私もこういう人生を送っていたかもしれないし、まだその可能性も多いにあるんだろうなと思うとちょっと他人事とは思えない怖さを感じた。

 

でも郊外の停滞した、自分じゃどうしようもない世界は、こっちの作品の方が断然強かった。これは読後感がとても悪かったよ。田舎ならではのいやーなおもーいリアルな感じに襲われた作品。

 

アズミ・ハルコは行方不明 (幻冬舎文庫)

アズミ・ハルコは行方不明 (幻冬舎文庫)

 

 

そんな感じで山内マリコはしばらくいいかな笑。田舎で育ち、大学から上京してきた私には、内容がリアルで読んでて重い気持ちになっちゃうのよね。