「推し、燃ゆ」とか「スマホ脳」とか「ミステリ入門」とか
最近読んだ本たち。
一部だけど読み終わった本を紹介。
「推し、燃ゆ」宇佐美りん
芥川賞受賞作。
受賞するの難しいからなのか、珍しいからなのか、毎回受賞者が若いと話題になるよね。
宇佐美さんも現役女子大生って紹介されてた。
一度読みの感想だけど、、辛いねえ。
主人公のあかりが心配だよ、ほんと。
体の感覚を表現する文が多くて、それが特徴なのかな。
すごく良かった。
冒頭の「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」という一文と、推しは”背骨”だという表現は、インパクトがすごい。
実際に読む前から強く印象に残っていた文。
いろいろ経験した方が良い作品書けるもんなのかなーとか思っていたけど、20年くらいの人生経験でもこんなにすごい作品を書けるなんて。
年齢関係ないんだな。
純文学って重くて暗い印象があるけれど、この作品は主人公が女子高生で推しについての話だし、文体が難しくないから読みやすかった。
でも主人公の心境とかラストとか、なかなか苦しかったけど。
「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン
新書だったので、ひさしぶりにkindleで購入。
話題なのかな、、私が見た時はランキングが紙とkindleの両方がランクインしていた。
最近、スマホのせいで集中力が低下しているのが悩みでして。
読書でも短編とか一章分くらいしか一気に読めなくて、一冊まるごと数時間で読み切っちゃったみたいなことがほぼない。
読んだとしても、途中に必ずスマホチェックしてるし。
あと動画みていても、ながらでスマホいじったりしちゃってる。
これどうしたもんかなと思っていたので、この本を手に取ってみた。
案の定、スマホばっかりいじってると集中力下がるよー、バカになるよー、実害あるよー、と言っている。
実際にどうすればいいのかの対処法は書かれていなかったと思う。
対処法も何も、スマホを遠ざける・使わないっていうことなんだろうね。
仕事中はPC使ってるからスマホ見なくても気にならないんだけど、休憩中とかリラックスしている時に、つい手が伸びちゃってるのよね。
無意識なのが怖い。
なのでこれからスマホから遠ざかる生活を意識してみる。
「書きたい人のためのミステリ入門」新井久幸
これも見た時ランキング上位だったけど、プロモーションでもしてたのかな。
ミステリーってどう書いてるんだろうって思って読んでみた。
なるほどなーと思うこと多かった。
でもこれ読んだところで、実際に書けるかっていうとそうではないと思うけど。
ミステリーでもどんでん返しでも、毎回まんまと騙される私としては、これを分かっていたからといって先に気づいちゃうなんてことはなさそう。
この作者もそうだけど、作家とか本好きの人って、みんな海外文学を読んでいる印象。
海外文学は翻訳文が苦手でほとんど読んでないんだけど、源流をたどると海外文学に行きつくのかしら。
ミステリーの名作タイトルがたくさん紹介されているから、それにチャレンジしていくのもおもしろいかも。
まずはアガサ・クリスティーから挑戦してみようかな。